欧州自動車最大手フォルクスワーゲン傘下のシュコダ自動車が、チェコ国営電力会社CEZと共同で電気自動車(EV)の公道走行テストを実施する。ダウ・ジョーンズ通信がこのほど報じた。シュコダの電気自動車「シュコダ・オクタビア・グリーンEライン」2台をCEZに提供し、1年間にわたり公道を走行させモーターなどの耐久性を調べる。今回の走行テストに合わせてCEZは、シュコダの生産拠点があるプラハ北東のムラダー・ボレスラフとその近郊に充電スタンドを新設する。
\シュコダはEVの販売だけでなく、充電スタンドサービスなどを包括的に展開する事業を目指している。CEZは現在、チェコ国内で充電スタンドを20カ所運営しており、2013年までにさらに100カ所開設することを計画している。充電スタンド網を整備したいシュコダにとってCEZは最適な戦略パートナーとなる。
\今回テストに使うEVはライトバン「シュコダ・オクタビア・コンビ」をベースに開発された。最高出力85キロワット、時速100Km到達する加速性能は12秒、最高速度は時速135Kmで、リチウム・イオン・バッテリーを搭載している。
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