2012/8/20

ポーランド

国内ガス田の試験生産開始

この記事の要約

ポーランドの国営ガス企業PGNiGは16日、中西部ビエルコポルスカ県の「コモジェ3K」ガス井で試験生産を開始したと発表した。埋蔵状況をより具体的に把握した上で、来年からの商業生産を目指す。コモジェ・ガス田は10億立方メー […]

ポーランドの国営ガス企業PGNiGは16日、中西部ビエルコポルスカ県の「コモジェ3K」ガス井で試験生産を開始したと発表した。埋蔵状況をより具体的に把握した上で、来年からの商業生産を目指す。コモジェ・ガス田は10億立方メートルの埋蔵が推定されている。

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ポーランドは年間140億立方メートルのガスを消費している。このうち半分以上をロシアに頼っており、その依存を弱めることが国の課題だ。国内生産を拡大することでロシアからの調達を抑え、価格交渉力を強化できると見込む。なお、価格問題ではすでにストックホルム商業会議所仲裁裁判所に調停を申請した。

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ポーランドはシェールガス生産にも力を入れている。2011年の米国エネルギー情報局(EIA)の調査によると、ポーランドの推定埋蔵量は5兆3,000億立方メートルにも上る。しかし、今年公表された国内のある調査結果によると、可採埋蔵量は推定3,460億~7,680億立方メートル。

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