ドイツの特殊印刷会社ギーゼッケ＆デブリエント（G&D）がスロバキアでの生産を拡大する。他の国から生産設備を移転して生産を集約する計画だ。ラジオ・スロバキア・インターナショナルが現地子会社のイヴァン・モロズ社長の話として伝えたところによると、現在、新しい従業員を探している。具体的な数は今後数カ月の受注状況により決まるもようだ。
\G&Dは紙幣印刷やICカードの生産を手がけ、2006年以来、スロバキア西部のニトラ工場を操業する。雇用数は550人弱とニトラ地域ではフォックスコンに次いで多い。年間1億5,000万枚のSIMカードと、1億枚のクレジットカードおよび証明書を生産する。G&Dの生産拠点としては最大だ。
\G&Dは1852年の創業で今年160周年を迎えた。ミュンヘンを本拠とし、世界32カ国で事業を展開する。昨年末の従業員数は約1万500人。2011年度の売上高は16億3,500万ユーロで、これに国外事業が占める比率は87％に上っている。
\最近ではラトビアで免許証発行業務を受注した。（東欧経済ニュース本号「独G&D、ラトビアのEU共通運転免許証の発行業務を受託」、を参照）
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