2012/9/12

ポーランド

航空産業クラスターが活況、大手企業も重視

この記事の要約

ポーランド南東部のジェシュフにある「アビエーション・バレー(ドリナ・ロトニツァ)」が世界航空業界での重要性を増している。90社を超える航空宇宙企業が集まり、欧州航空宇宙産業クラスター・パートナーシップ(EACP)でも三指 […]

ポーランド南東部のジェシュフにある「アビエーション・バレー(ドリナ・ロトニツァ)」が世界航空業界での重要性を増している。90社を超える航空宇宙企業が集まり、欧州航空宇宙産業クラスター・パートナーシップ(EACP)でも三指に入る開発拠点だ。地元の工科大学が輩出する優れたエンジニアが豊富であることも強みとなっている。

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進出済みの企業にはタービン製造のプラット&ホイットニー、ヘリコプターメーカーのシコルスキー・エアクラフト、部品メーカーのユナイテッドテクノロジー、着陸装置のグッドリッチ・エアロスペース、エンジン製造のMTUエアロエンジンズなど、有力企業も多い。ヘリコプター、着陸装置、エンジン部品などの輸出額は昨年、45億ズロチ(11億ユーロ)を大きく上回った。

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MTUエアロエンジンズでは同地で雇用を増やすばかりでなく、製造品目や開発事業にも手を広げている。地元の工科大学では航空工学を修める学生が特に多く、航空エンジン工学を専攻することも可能だ。この人材の厚さがジェシュフの魅力でもある。

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