2012/9/12

CIS諸国

欧州復興開発銀、ウクライナの製糖工場の再可エネ促進に融資

この記事の要約

欧州復興開発銀行(EBRD)は、持続可能なエネルギーの活用を促すプロジェクトの一環として、ウクライナの農業関連企業大手Astartaの主要製糖工場における再可エネ活用を促進する事業を支援する。EBRDはAstartaの子 […]

欧州復興開発銀行(EBRD)は、持続可能なエネルギーの活用を促すプロジェクトの一環として、ウクライナの農業関連企業大手Astartaの主要製糖工場における再可エネ活用を促進する事業を支援する。EBRDはAstartaの子会社であるLLC APO「Tsukrovyk Poltavschyny」(中央ウクライナ・ポルタヴァ地方)にシニアローン(優先貸出金)の形で最大1,200万米ドルを融資し、生産サイクルにおける再可エネの利用率の向上を促す。新設するバイオガス・プラントで、製糖の生産の過程で発生する年間12万トンのビートパルプから1,440万立米のバイオオガスを生成、これにより同社のガス利用量を年間770万立米削減する。同計画の実施により、製糖工場における天然ガスの消費量が46%、水の消費量も10%それぞれ減り、温室効果ガスの排出量削減効果も3万5,000トンに達する見通しだ。

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EBRDはウクライナにおける最大の金融投資家であり、2012年8月末までに同国の320のプロジェクトに計 100億米ドルを融資している。

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