オーストリアの建材メーカー、バウミットがウクライナの首都キエフ近郊のブロバリで現地生産を開始する。このほど完成した工場の年間生産能力は、ドライモルタルが12万トンに上る。投資額は約1,000万ユーロ。
\バウミットは2004年にウクライナに事業進出。現在、従業員54人を擁し、断熱建材で国内大手に躍進している。建物の9割にまだ断熱措置が施されていないウクライナは同社の重要市場のひとつで、現地生産は今後の成長性に照準を合わせた拡大戦略の一環だ。ブロバリ工場での生産開始により、国内の建設市場の4割を占めるキエフ首都圏への供給体制を最適化する。
\新工場ではドライモルタルのほか外装・内装用漆喰、タイル接着剤、壁用セメント、仕上げ塗材なども生産する。2014年には水性製品の生産ラインも設置する計画だ。
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