ポーランド統計局がこのほど発表した8月の鉱工業生産（速報ベース）は前年同月比0.5％増で、7月の5.2％増から大きく減速した。前月比では0.8％減少した。1-8月累計では前年同期比3.5％増。ポーランドの経済成長率は今年第1四半期の3.5％から第2四半期に2.4％に低下。これまで堅調だった同国経済にユーロ圏の経済危機と内需冷え込みの影響が見え始めた。政府は9月初め、2013年予測を2.9％から2.2％に下方修正している。
\鉱工業全34業種のうち19業種で生産活動が前年同月を上回った。特に化学品・加工製品製造が10.5％増、機械・機器製造が6.8％増、製紙・加工製品製造が5.6％増と大幅に伸びた半面、コークス・石油精製品が12.3％減、医薬品が9.1％減、自動車・トレーラー製造が8.3％落ち込んだ。
\一方、建設業の8月生産高は前年同月比5％減で、7月の8.8％減から回復した。前月に比べると5.7％増。季節調整後では前年同月比2.7％減、前月比0.2％増だった。1-8月累計では前年同期を3.8％上回っている。
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