ラトビアの医薬品メーカー、オラインファーム(OlainFarm)は17日、2012年1-8月期の連結売上高が3,055万ラト(4,346万ユーロ)となり、前年同期から33%増加したと発表した。主要市場の売上高は、売上の約4割を占めるロシアが前年同期比25%増となったほか、ラトビアが322%、ウクライナが5%、カザフスタンが8%、英国が75%それぞれ増加。一方、ベラルーシは9%減少した。同社は2012年通期の連結売上高予想を4,800万ラト(6,830万ユーロ)に設定している。
\オラインファームは1972年の創業。オライネに本社を構え、従業員は885人(12年3月現在)。オリジナル医薬品の「Bikarfen」、 「Etacizin」、 「Noofen」、「Fenkarol」、「Furagin」、「Neiromidin」、「Adaptol」、26種のジェネリック医薬品、25種以上の原薬の生産を手がけており、11年の売上高は5,220万ユーロ、税引き後利益は970万ユーロだった。同社は製品の9割を輸出しており、仕向け先はバルト諸国、ロシア・独立国家共同体(CIS)、北欧諸国など世界30カ国以上に上っている。
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