ハンガリー中央統計局(KSH)が9月24日発表した7月の小売売上は7,310億フォリントに上り、営業日数調整後で前年同月を2.6%下回った。1-7月累計では前年同期比1.3%減。小売売上とは別集計される自動車・自動車部品の売上は前年同月比2.4%減。ただ1-7月累計では1.3%増を確保した。
\小売業態別に見ると、食品・飲料・タバコ製品専門店が2.4%、非食品小売店が2.5%それぞれ前年同月を下回った。家具・電気製品専門店の販売は依然として低調で、8.1%の大幅減となった。一方、急成長する通信・インターネット販売は27.1%増で、勢いに衰えが見えない。ガソリン価格高騰の影響が長引くガソリンスタンドは2.0%減で、1-7月累計で前年同期を2.8%下回った。
\前月比では季節・営業日数調整後で0.4%減。食品・飲料・タバコ製品専門店が0.9%減、非食品小売店は前月並みだった。旅行シーズンに伴う需要拡大で、自動車燃料の売上は2.2%増えた。
\欧州統計局ユーロスタットの発表によると、EU圏全体の7月小売売上は前年同月比0.2%減で、うちユーロ圏は1.7%減となった。英国、フランスなど11カ国で売上が伸びた半面、ドイツなど10カ国では落ち込んだ。
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