ポーランドでは航空需要の増加に対応するため、新空港の建設や既存空港の拡張プロジェクトが相次いでいる。8日付のオーストリア経済紙『ヴィルツシャフツブラット』が伝えた。
\11月末には東部ルブリン近郊シフィドニクにポーランドで13番目となる国際空港がオープンする。旅客受け入れ能力は100万人で、すでにアイルランドのライアンエアーやハンガリーのウィズエアーなど格安航空会社の就航が決定している。
\ポーランドの航空旅客数は今年1~6月に前年同期から16.5%増加した。なかでも6月に開催されたサッカー欧州選手権の会場となったヴロツワフやグダンスクは25%と高い伸びを示した。首都ワルシャワは11.4%のプラスだった。
\同国では過去3年間に国内空港全体の旅客受け入れ能力が30%拡大し4,000万人となったが、急速な航空需要の伸びに応じ切れていないのが現状だ。 ワルシャワに次ぐ国内2位の規模を持つクラクフ空港は、受け入れ能力を現在の450万人から800万人に拡大することを計画している。このほか、クラクフ空港の提携空港としてマウォポルスカ県のノヴィ・タルク、ノヴィ・サチ、タルヌフにそれぞれ新空港が開設される予定だ。また、ビャウィストク、オルシュティン、オルシュティネク、コシャリンにある旧軍飛行場を空港に転用する構想も浮上している。
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