エストニア統計局が10日発表した8月の貿易統計（サービス除く）によると、輸入高は12％増の12億3,000万ユーロで過去最高を記録した。輸出高も前年同月比8％増の11億2,000万ユーロで今年5月に次ぐ規模に達した。貿易収支は1億800万ユーロの赤字で、昨年8月の1.7倍に拡大した。前月に比べると輸出は7％、輸入は6％それぞれ増えた。
\主要輸入相手国はフィンランドで全体の15％を占め、燃料、船舶、電気機器を主力商品とした輸入高は前年同月比36％の大幅増となった。スウェーデンからの輸入も31％伸び、全体の12％を占めた。一方、ドイツからの輸入高は10％落ち込みシェア9％となり、リトアニア（10％）とラトビア（9％）に抜かれた。
\輸出拡大のけん引力となったのはロシア（全体の16％）で、機械・電子機器や飲料品を主力商品に前年同月比28％の大幅増となった。ベルギーへの輸出高も2.7倍に増加した。一方、スウェーデンへの輸出は4％減り、シェア15％でフィンランドに追い付かれた。
\エストニアの主要輸出品目は機械・装置（全体の28％）、化石燃料（13％）、農産物・加工食品（9％）。輸入でも機械・装置（30％）と化石燃料（14％）が主力商品で、特に機械・装置が前年同月比16％増、輸送機器が64％増と大きく伸びた。
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