ハンガリー中央統計局（KSH）が12日発表した8月の鉱工業生産は前月同月比0.8％減となり、4カ月ぶりに落ち込んだ。ただ、労働日数調整後では1.4％増。前月比では季節・労働日数調整後2.6％増で、6月の2.1％減、7月の1.2％減から回復を示した。
\製造業のみの8月生産高は前年同月比1.0％減。業種別に見ると、輸送機器が輸出の勢いが衰えてきたことを反映して、7月の9.5％増から2.8％増に減速した。製造業全体の受注高は前年同月比16％の大幅減。国内受注の7.1％減に対し、国外受注が17.3％減と特に冷え込んでいる。ただ、受注残高は13.2％増と高い水準を確保している。
\鉱工業の8月輸出高は前年同月比2.7％減で、4月（3.5％減）以来の落ち込みとなった。1-8月累計では0.7％増加。主力輸出品目である輸送車両の輸出高が7.9％の伸びを示した半面、コンピュータ・電子・光学機器の輸出高は15.4％の大幅減となった。一方、国内売上高は5.2％減。国内景気の悪化を反映して、ここ2年間で前年を上回ったのは2月（4.3％増）のみとなっている。国内売上高は1-8月累計で2.1％減。
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