ブルガリアのプレブネリエフ大統領は23日、訪問先のイスラエルでネタニヤフ首相と会談し、安全保障やビジネスの分野で両国の協力関係を一段と深めることで合意した。
\ネタニヤフ首相は、「ブルガリアはイスラエルにとって長年にわたる真の友人だ。両国の国民の間には強く暖かい絆がある」と述べ、第二次世界大戦中にブルガリアがナチスの迫害からユダヤ人を守るために尽力したことに言及。また、7月に黒海沿岸の都市ブルガスでイスラエル人観光客5人が犠牲になったテロ事件で、政府が見せた「迅速な対応とプロフェッショナリズム」に感謝の意を表明し、このようなテロ攻撃の防止に向け、両国が安全保障分野で協力を強化することで合意したことを明らかにした。一方、プレブネリエフ大統領は、ブルガリアは経済が安定しており、税率が低く熟練労働者が豊富であることから「外国人投資家にとって魅力的な存在だ」と指摘。イスラエル企業に対して積極的な投資を呼びかけ、特にイスラエルが強みを持つハイテク分野で誘致を進めたい考えを示した。
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