ベラルーシが食肉・乳製品の輸出チャンスに期待している。ミヤスノコヴィッチ首相は国内農業生産最大手のRassvet社のバイオガス発電プラント落成式に参加し、畜産・酪農業が同国の農業発展のカギを握ると語った。現地通信社Beltaが6日報じた。
\ロシアが国内の食肉需要の自足に向けて生産強化に取り組むなど、近隣諸国の需要が急増していることから、ベラルーシの輸出産業として畜産業に大きな可能性があると見ている。また、酪農製品の輸出市場としては東アジアや東南アジアを有力視している。ミヤスノコヴィッチ首相は近いうちに東南アジア諸国を訪問し、乳製品などで輸出交渉するとともに、現地加工工場の建設についても協議するとしている。ベトナムとはすでに脱脂粉乳2,000トンの輸出交渉が進んでいる。
\ベラルーシの酪農業は近年順調に発展し、2011年のミルク生産量は502万トン超で、輸出量は400万トン超に上った。政府が今年春明らかにした2012年生産目標は前年比11%増の650万トン。
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