ハンガリー中央統計局(KSH)が11月28日発表した8-10月の平均失業者数は46万3,000人で前年同期に比べ1.1%減少した。失業率は10.5%となり、1年前より0.3ポイント、7-9月平均より0.1ポイント低下した。10月末時点での求職者数は52万3,000人で1年前に比べ1.5%減少した。ハンガリーの失業率は2009年7-9月平均で10.3%をつけた後、10~11%台で推移している。
\15-24歳の若年層の雇用状況は深刻化だ。失業率は前年同期を3.1ポイント上回る30.1%で過去最高となった。今年3-5月平均の27.0%から悪化基調にある。一方、25-54歳の働き盛りの年齢層の失業率は9.4%で0.4ポイント低下。5-7月平均で10%を割り込んだ後、9%台に落ち着いている。55-64歳の中高年層の失業率も7.1%で1.4ポイント改善した。
\失業期間が1年以上にわたる長期失業者の全体に占める割合は47.5%だった。失業者全体の平均失業期間は17.6カ月。
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