2012/12/5

CIS諸国

ロシアなど3カ国が電力市場統合、15年1月めどに

この記事の要約

関税同盟および単一経済圏を構成するロシア、ベラルーシ、カザフスタンの3カ国は、2015年1月をめどに電力市場を統合する。関税同盟の執行機関であるユーラシア経済委員会のアフメトフ社会基盤・エネルギー担当理事がこのほど明らか […]

関税同盟および単一経済圏を構成するロシア、ベラルーシ、カザフスタンの3カ国は、2015年1月をめどに電力市場を統合する。関税同盟の執行機関であるユーラシア経済委員会のアフメトフ社会基盤・エネルギー担当理事がこのほど明らかにした。

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アフメトフ理事は、自らが座長を務めるユーラシア経済委員会の電力産業諮問委員会の会合に3カ国から電力業界に詳しい専門家を招き、共通電力市場の創設に向けた協議を進めていることを明らかにし、「15年1月までに(統合作業が)完了するだろう」と述べた。諮問委員会にはベラルーシのエネルギー省、カザフスタンの産業新技術省、ロシアのエネルギー省、ロシア連邦反独占局、ロシア連邦関税局、主要電力会社からそれぞれ代表が参加している。

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ユーラシア経済委員会では電力市場の統合によって、◇加盟国の持続的な経済成長とエネルギー安全保障が確保さる◇電力の生産者と需要者が保護される◇電力産業の経済性と効率が向上する◇一次エネルギー資源の利用が最適化される――などの利点があると説明している。

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