欧州復興開発銀行(EBRD)は12月20日、ポーランドのゲティン・ノーブル銀行が発行する自動車ローン債権を裏付けとする資産担保証券(ABS)を買い入れると発表した。個人や中小企業向け自動車ローンを活性化するのが狙い。
\ゲティン・ノーブル銀行はゲティン銀行とノーブル銀行が合併して2010年に誕生した銀行で、自動車ローンの国内最大手。EBRDは同行がワルシャワ証券取引所グループのASO Bondspotで売り出す5億1,900万ズロチのシニア債のうち2億1,300万ズロチを買い入れる。EBRDの保険・金融サービス担当ディレクターであるエディソン氏は今回の決定について、「ABSがポーランドでも資金調達の存続可能な形態となり得ることを証明するものだ」とコメントした。
\EBRDはポーランドで300件を超えるプロジェクトに総額58億ユーロを投資している。
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