2013/1/2

チェコ・スロバキア

製紙大手モンディ、スロバキア工場を環境配慮化

この記事の要約

南ア・英系の製紙大手モンディは1億ユーロ以上を投じ、スロバキアのルジョムベロクにある国内最大の紙パルプ工場をグリーンエネルギーに対応した高度の環境配慮型施設に転換する計画だ。同工場は現在、年間50万トンのパルプと53万5 […]

南ア・英系の製紙大手モンディは1億ユーロ以上を投じ、スロバキアのルジョムベロクにある国内最大の紙パルプ工場をグリーンエネルギーに対応した高度の環境配慮型施設に転換する計画だ。同工場は現在、年間50万トンのパルプと53万5,000トンの紙を生産している。

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同社の国際営業部門を統括するオズワルド取締役(ウィーン)がこのほど発表したところによると、1億2,800万ユーロを投じて同工場を拡充。パルプの生産能力を向上させるとともに、グリーンエネルギーを導入し、CO2排出量を削減する。同計画には2014年に稼働する予定のソーダ回収ボイラーの設置も含まれる。同社はルジョムベロク工場に、ここ10年ですでに3億5,000万ユーロ以上を投じている。

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同社の従業員は約2万3,000人。29カ国に生産拠点を展開し、昨年の売上高は57億ユーロに上った。なお、同グループは今年、独デューロパックの子会社であるコンスタンティア・パッケージングのドイツとチェコにある段ボール工場を1億2,500万ユーロで買収した。

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