三菱重工業と双日が、ロシアの建設会社ルネッサンス・コンストラクトと共同で、ロシア連邦バシコルトスタン共和国のガスプロム・ネフチキム・サラヴァト(GNS)からアクリル酸プラントを受注した。同共和国初の設計・調達・建設(EPC)契約で、アクリル酸の年間生産能力は8万トン、稼動は2015年末となる予定だ。受注規模は公表されていないが、メディア報道によると、2億7,000万ユーロと推定される。
\アクリル酸プラントは、ロシア南部バシコルトスタン共和国の首都ウファから南へ150キロメートルほどのところにあるサラヴァトの近郊に建設される。
\石油から作られるプロピレンを原料に、精製アクリル酸を年3万5,000トン、アクリル酸とブタノールの化合物であるブチルアクリレートを同8万トン製造できる。
\GNSはガスプロムの子会社で、石油精製・化学工場を操業する。今回のプロジェクトは同社の進める設備近代化の一環で、石油化学品の製造能力が大きく拡大する。
\