ロシア、ベラルーシ、カザフスタンの3カ国が参加する関税同盟は12月19日、執行機関であるユーラシア経済委員会(EEC)首脳会議を開き、2015年1月のユーラシア経済連合(EEU)発足を目指し、準備作業を加速させることで合意した。ロシアのプーチン大統領が会議後の記者会見で明らかにした。
\首脳会議にはプーチン大統領とベラルーシのルカシェンコ大統領、カザフスタンのナザルバエフ大統領、EECのフリステンコ理事長が参加した。3カ国の首脳は関税同盟および単一経済圏(CES)の統合プロセスを速やかに促進させることが重要であるとの認識で一致。各国政府が13年5月までにEEUの設立計画を承認し、14年5月に協定書に調印、15年1月に発足させることで合意した。プーチン大統領はユーラシアの多元的な統合は良好な結果を生んでいると指摘。「15年1月のEEU発足に確実に発足させるため必要な作業を行う必要がある」と語った。
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