韓国の自動車部品大手モビスがスロバキアのジリナに約500億ウォンを投資して建設していたブレーキシステム工場がこのほど、完成した。同工場は年60万台分のブレーキシステムを生産する能力を持つ。
\新工場はモビスがジリナに持つモジュール工場内に建設した。面積は3,170平方メートルで、キャリパーからドラムブレーキ、ブースターおよびブレーキマスター、パーキングブレーキまでの一貫生産体制を備える。
\従来はこれらの部品を韓国の昌原工場で生産し、完全ノックダウン方式（CKD）でモビスのスロバキアおよびチェコのモジュール工場で組み立てた後、現代自動車や起亜自動車の欧州工場に供給していた。
\モビスは欧州工場での現地生産により、物流コストの削減によるコスト競争力を強化したほか、品質対応や生産の柔軟性などで現地の状況に迅速に対応できる体制を整えた。また、フォルクスワーゲンやBMW、ルノーなど欧州の完成車メーカーからの受注獲得にも意欲を示している。（1KRW＝0.083JPY）
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