チェコのエネルギー産業ホールディング(EPH)は15日、独エーオン・ルールガスと仏GDFスエズからなる企業連合(スロバキア・ガス・ホールディング)からスロバキア同業SPPの株式49%を取得することで合意したと発表した。取引金額は26億ユーロ。競争当局の承認を経て、1月末の取引完了を見込む。
\SPPはスロバキアの国有企業だったが、同国政府は2002年、スロバキア・ガス・ホールディングに株式の49%を27億米ドルで売却し部分民営化した。EPHが今回取得したのはこの分だ。
\株式の51%は引き続きスロバキア政府が保有する。政府は今回の株取引に際し、新たな出資者(EPH)から株式の一部を買い戻すオプションをとりつけており、取引完了後に決定するとしている。
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