欧州委員会はこのほど、ハンガリーのMarkshezy炭鉱閉山への政府助成金を許可した。同炭鉱は生産性が低く競争力がないため徐々に減産し、2014年末までに閉山される計画だ。市場競争力のない炭鉱の閉山に対する公的助成金を2018年末まで許可することを規定したEU指令の条件にこれが合致すると判断した。
\電力グループMVM傘下のVertes発電所が所有するMarkshezy鉱山は国内唯一の深部炭鉱で、同発電所の火力発電燃料として使われているが生産性が悪い。ハンガリー政府は約1年半前に炭鉱事業再編支援措置の一環でこの助成を決めた。政府計画によると、電力価格高騰を抑える目的で支給される生産コスト補助金は徐々に減額される。助成金はまた、炭鉱の環境措置や、閉山に伴う炭鉱夫の慰労金や職業訓練や就職斡旋など雇用支援措置にも投入される。
\