ドイツの物流会社カールハインツ・ディートリヒ(KHD)がルーマニア北西部のジュクの事業拠点を強化する。クルージュ行政区役所によると、ジュクにある産業パーク『テタロムIII』の同社敷地内(4.4ヘクタール)に新しい倉庫を建設する。1,500万ユーロを投資し、2014年春に建設着工するという。当初の雇用数は約80人で、将来的には200人に増強する計画だ。
\テタロムIIIには、独自動車部品大手ボッシュも工場を建設中で、今年半ばにも生産開始する予定だ。また、伊デロンギも同社として国外初の生産拠点を構え、金属加工やプラスチック塗装用機械などの生産をまもなく開始するという。
\KHDはトラック輸送を得意とする1946年設立の中堅物流会社。ルーマニアでは1997年に子会社を設立し事業展開する。ジュクのほかブカレスト、ブラソフ、シビウ、ティミソアラにも事業拠点を構える。中東欧ではポーランド、チェコ、スロバキアにも進出している。
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