スペインの自動車内装部品メーカー、グルーポ・アントリンは、約3,000万ユーロを投資してロシア・レニングラード州に第2工場を建設する。現地需要の拡大に対応するもので、主にドア部品やシーリングパネルを生産する。15年の稼働開始を見込む。『European Plastics News』(オンライン版)が23日付で報じた。
\新工場の敷地面積は7~10ヘクタール、工場の床面積は2万5,000平方メートル。新規雇用規模は300~350人で、そのうちの30%が資格を持つ技能職になる。製品はトヨタ、GM、日産のロシア工場に供給する予定という。
\グルーポ・アントリンは11年3月、レニングラード州のウトキナ・ザボド工業団地で第1工場の稼働を開始した。12年のロシアにおける売上高は1,200万ユーロだったが、今年は2,000万ユーロを見込んでいる。同社は生産能力拡大によって、16年には売上高を5,000万ユーロに引き上げたい考えだ。
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