2013/2/13

ロシア

1月のインフレ率7.1%に上昇、利下げ遠のく

この記事の要約

ロシア連邦統計局は5日、1月の消費者物価指数が前年同月比で7.1%上昇したと発表した。上昇率は前月の6.6%から加速し、市場予想の6.9%を上回った。前月からは1.0%の上昇だった。ロシアでは政府サイドから利下げ圧力が高 […]

ロシア連邦統計局は5日、1月の消費者物価指数が前年同月比で7.1%上昇したと発表した。上昇率は前月の6.6%から加速し、市場予想の6.9%を上回った。前月からは1.0%の上昇だった。ロシアでは政府サイドから利下げ圧力が高まっており、中央銀行が近く利下げに踏み切るとの観測が流れていたが、インフレの加速で利下げは遠のいたとの見方が強まっている。

\

金融大手INGのエコノミスト、ポレボイ氏は、「経済成長が減速し、コアインフレ率は安定しているものの、中銀が金融緩和に踏み切る余地はない」として、金利が据え置かれるとの見方を示した。

\

1月は伝統的に果物や野菜の価格が高騰するため、インフレ率が上昇しやすい。品目別の物価上昇率は食品が前月比で1.8%だったのに対し、非食品は0.4%、サービスは0.6%だった。

\
ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ
COMPANY |
CATEGORY |
KEYWORDS |