2013/2/20

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ルーマニア政府、鉄道路線近代化に11億ユーロ

この記事の要約

ルーマニア運輸省はこのほど、ルーマニア鉄道(CFR)に鉄道路線の改修費として49億8,000万レウ(約11億ユーロ)を融資する契約を結んだ。うち7億4,000万ユーロは欧州連合(EU)の結束基金から支払われる。\ CFR […]

ルーマニア運輸省はこのほど、ルーマニア鉄道(CFR)に鉄道路線の改修費として49億8,000万レウ(約11億ユーロ)を融資する契約を結んだ。うち7億4,000万ユーロは欧州連合(EU)の結束基金から支払われる。

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CFRは融資される資金を、シギショアラ~コスラリウを結ぶ89.5キロメートルの路線の改修および信号設備や通信・制御システムの更新に充てる。改修工事が完了すると、同路線では旅客列車が最高時速160キロ、貨物列車が同120キロで走行することが可能となり、乗車時間の短縮により列車の利用客が増加すると期待されている。改修工事は2015年6月に完了する予定だ。

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今回の融資は、ルーマニア政府が進める運輸交通開発支援プログラム「POS Transport」の一環として実施される。同プログラムはこれまでに18件のプロジェクトに合計115億レウを交付している。(1RON=28.61JPY)

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