2013/2/20

ロシア

ロシア連銀、4カ月連続で金利据え置き

この記事の要約

ロシア連邦銀行は12日、主要政策金利である翌日物リファイナンス金利を8.25%に据え置くと発表した。政界からの利下げ圧力に抗し、インフレ対策を優先させた形だ。金利据え置きは5カ月連続。\ 連銀は今後もインフレ率が目標値で […]

ロシア連邦銀行は12日、主要政策金利である翌日物リファイナンス金利を8.25%に据え置くと発表した。政界からの利下げ圧力に抗し、インフレ対策を優先させた形だ。金利据え置きは5カ月連続。

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連銀は今後もインフレ率が目標値である5~6%を上回るとの見方を示し、近い将来に利下げの予定がないことをにおわせた。また、金融引き締め策が景気後退を引き起こす危険は小さいとの立場を明らかにした。

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ロシアではこのところ、経済減速の理由が高金利にあるとして、政界・経済界から連銀に金融緩和を求める声が相次いでいた。1月の消費者物価指数(CPI)は7.1%の上昇率を示した。(東欧経済ニュース2月13日号「1月のインフレ率7.1%に上昇、利下げ遠のく」を参照)

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