トルコ統計所が4日発表した2013年2月の消費者物価上昇率(インフレ率)は前年同月比7.03%で、1月の7.31%からやや低下した。ただ、昨年12月の6.16%に比べると、年初にインフレ圧力が再び強まった感がある。前月比では0.3%、昨年12月に比べると1.95%それぞれ上昇した。過去12カ月の平均上昇率は8.33%。
\1年前に比べアルコール飲料・タバコ製品の価格が16.31%も高騰したほか、家賃(10.31%)と宿泊・飲食サービス(9.56%)も大幅値上がりした。前月比で見ると、交通サービスが1.63%、家具・家庭用器具が1.01%、非アルコール飲料が0.89%、アルコール飲料・タバコ製品0.83%と平均以上に値上がった。一方、靴・衣料品は6.36%、娯楽・文化関連は0.63%値下がりした。
\物価上昇率が最も高かった地域は北西部マルマラ地方のテキルダー、エディルネ、クルクラーレリで、前年同月比7.99%だった。過去12カ月の平均上昇率が最も高い地域は中央アナトリア地方のクルッカレ、アクサライ、ニーデ、ネヴシェヒル、クルシェヒルで、9.03%だった。
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