2013/3/20

ハンガリー

2月インフレ率2.8%、7年ぶりの低水準

この記事の要約

ハンガリー中央統計局(KSH)が12日発表した2月の消費者物価上昇率(インフレ率)は前年同月比2.8%で、1月の3.7%から大幅に縮小した。同国のインフレ率は昨年、一時は6.6%まで上昇し、通年平均でも5%を超え、EU内 […]

ハンガリー中央統計局(KSH)が12日発表した2月の消費者物価上昇率(インフレ率)は前年同月比2.8%で、1月の3.7%から大幅に縮小した。同国のインフレ率は昨年、一時は6.6%まで上昇し、通年平均でも5%を超え、EU内で最高水準にあったが、年初に電力・ガス・暖房料金が10%引き下げられた効果が表れ、約7年ぶりの低水準となっている。

\

1年前に比べ、食品価格が4.1%と平均以上に上昇した。なかでも小麦14.7%、季節食品14.1%、鶏卵10.4%と値上がりが顕著だった。アルコール飲料・タバコ製品も14.8%、サービスも3.5%上昇した。電力・ガス・その他の燃料は7.7%、地域暖房は10%それぞれ低下した。

\

前月に比べると消費者物価は0.1%低下した。食品価格は前年と変わらなかったが、内訳を見ると季節野菜やジャガイモなど季節食品が2.1%上昇し、非季節食品は0.3%低下した。電力・ガス・その他の燃料が7.4%も低下した半面、自動車燃料は3.1%、アルコール飲料・タバコ製品は2.4%値上がった。

\