2013/3/27

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ルーマニア、新自動車環境税が施行

この記事の要約

ルーマニアで15日、新自動車環境税が導入された。老朽化した車両の更新を促進し、温室効果ガスの排出を削減するのが狙い。二酸化炭素(CO2)排出量を基準に算定する。\ 自動車環境税は車両登録時に課されるもので、国産車か輸入車 […]

ルーマニアで15日、新自動車環境税が導入された。老朽化した車両の更新を促進し、温室効果ガスの排出を削減するのが狙い。二酸化炭素(CO2)排出量を基準に算定する。

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自動車環境税は車両登録時に課されるもので、国産車か輸入車かを問わず、また、新車か中古車かを問わず、ルーマニア国内で初めて登録する際に支払いが義務付けられる。旧制度ではCO2排出量とエンジン排気量をもとに税額が決定されていたが、新制度では欧州排ガス基準の「ユーロ3」、「ユーロ4」及び「ユーロ5」対応車はCO2排出量を算定基準とし、「ユーロ1」と「ユーロ2」対応車及びユーロ非対応車については排気量を基準とする。この結果、ユーロ3とユーロ4対応車両は10~15%の増税となる一方、ユーロ1とユーロ2対応車及びユーロ非対応車は60~90%の減税となる。また、ユーロ5対応車の税額は据え置かれ、ユーロ6対応車およびハイブリッド車、電気自動車は非課税となる。

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環境省では新自動車環境税の施行により、2013年の税収は7億レウ(1億5,800万ユーロ)になると見込んでいる。

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