2013/4/24

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ロシア投資家がブルガリア携帯電話会社を買収

この記事の要約

ロシアの投資家であるダニエル・クプシン氏がこのほど、ブルガリアの移動通信企業、マックス・テレコムの全株式を買収した。現地メディアが報道したもので、取引額は1,400万ユーロに上ったという。\ マックス・テレコムの創始者で […]

ロシアの投資家であるダニエル・クプシン氏がこのほど、ブルガリアの移動通信企業、マックス・テレコムの全株式を買収した。現地メディアが報道したもので、取引額は1,400万ユーロに上ったという。

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マックス・テレコムの創始者であるストイチェフ最高経営責任者(CEO)は退任し、代わりにブルガリア・テレコム(BTC)のコヴェル元技術取締役を新CEOに迎える。代表取締役にはクプシン氏が就任する。

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マックス・テレコムは2007年にワイマックス(WiMAX)規格を導入し、その通信網は昨年の時点でブルガリア人口の70%弱をカバーしている。今年第3四半期に第4世代移動通信規格「ロング・ターム・エボリューション(LTE)」のサービスを開始する予定で、2011年末に周波数免許を3,040万レフ(1,500万ユーロ)で取得した。これまでにその半分が支払い済みだ。

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ブルガリアでは、ドイツテレコムグループのギリシャ子会社OTEが持つ移動通信企業グロブルでも売却手続きが進められている。現地メディアによると、トルコ・テレコムと、もう1社から正式な買収提案が寄せられたという。取引額は最低でも7億ユーロに上る見通しだ。

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