ロシアの国営パイプライン運営会社トランスネフチは、東シベリアに新たなパイプラインを建設する。石油業界ニュースポータル「Neftsgaz.ru」が、トランスネフチのトカレフ社長の話として伝えたところによると、今夏に建設計画の策定を完了し、10月にも着工する考えだ。
\新パイプラインはクユムバ油田とユルブチェノ=タホモ油田を東シベリア太平洋石油パイプライン(ESPO)の起点であるタイシェトと結び、総延長は703キロメートル。年間輸送能力は1,500万トンで、2016年の完成を予定している。総事業費は960億ルーブル(23億7,000万ユーロ)を見込む。
\クユムバ、ユルブチェノ=タホモ両油田の推定埋蔵量は5億8,400万トン。トカレフ社長は、新パイプラインの開通によって東シベリアでの油田開発が一段と進むとの見方を示している。
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