2013/5/8

総合・マクロ

中東欧景況感が悪化、大幅改善見込めず

この記事の要約

中東欧に進出している企業の景況感が悪化している。オーストリア管理銀行(OeKB)がこのほど発表した4月の中東欧景況感指数は81.8となり、前回調査(1月)を1.6ポイント下回った。現況評価がやや低下し、今後6カ月の景況見 […]

中東欧に進出している企業の景況感が悪化している。オーストリア管理銀行(OeKB)がこのほど発表した4月の中東欧景況感指数は81.8となり、前回調査(1月)を1.6ポイント下回った。現況評価がやや低下し、今後6カ月の景況見通しについても慎重な見方が増えた。今後12カ月の景気でも現状維持を予測する企業が最も多い。また、国による差が依然として大きく、中東欧と一概に括れない状況が浮き彫りになった。

\

現況評価は81.7と、前回調査の83.2から低下した。

\

国別ではロシア、ポーランド、チェコ、ウクライナで事業に対する満足度が非常に高い。一方でブルガリア、ハンガリー、スロベニアでは業況が思わしくない結果となっている。

\

業界別では建設業と公益事業で業績悪化を報告した企業がそれぞれ39%、44%と高い比率を示した。

\

今後6カ月の景況見通しは、詳細な分析対象となった12カ国のうち、スロバキアとクロアチアを除く10カ国で低下した。

\

業界別では建設業と保険業の見通しが最も明るかった。一方で金融業、公益事業、製造業は慎重な見方が多かった。

\
ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ
COMPANY |
CATEGORY |
KEYWORDS |