2013/5/8

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

スロベニアTAMが生産再開

この記事の要約

中国恒天集団(CHTC)と蘭墺系自動車メーカーのデュラカーが出資するスロベニアの商用車メーカー、TAMデュラバスが4月24日、マリボル工場で正式に生産を開始した。\ TAMデュラバスの前身であるTVMは旧ユーゴスラビア連 […]

中国恒天集団(CHTC)と蘭墺系自動車メーカーのデュラカーが出資するスロベニアの商用車メーカー、TAMデュラバスが4月24日、マリボル工場で正式に生産を開始した。

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TAMデュラバスの前身であるTVMは旧ユーゴスラビア連邦を代表する商用車メーカーだったが、連邦解体に伴う市場の縮小により業績が悪化し、2011年に経営破たんに追い込まれた。その後、CHTCとデュラカーからの出資を受け、TAMデュラバスに社名を変更して再出発し、生産の再開に漕ぎ着けた。現在の従業員数は65人で、今年は50~60台のバスを生産する計画。将来的には従業員を200人に増やし、年間300台のバスと100台のトラックを生産する考えだ。ポストル社長が現地STA通信に明らかにしたところによると、すでにチェコとクロアチアからバスを受注しており、オーストラリア、スイスおよびイタリアからも引き合いがあるという。

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TAMデュラバスは中国企業による初の対スロベニア直接投資であり、出資比率はCHTCが51%、デュラカーが49%となっている。

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