ロシアのトラックメーカー、カマズが4月30日発表した2012年通期決算の純利益は57億4,000万ルーブルとなり、前期の3倍に大きく拡大した。トラックとトレーラーの販売好調に加え、設計サービス部門も堅調に推移。また、11年末に導入したコスト削減策も奏功し収益を押し上げた。売上高は9.6％増の1,170億4,800万ルーブル。本業のもうけを示す営業利益（EBIT）は80億1,900万ルーブルで、前年比117％増。売上高利益率は前年の3.5％から6.9％に改善した。
\通期の販売台数は4万5,471台で前年比0.4％の増加。内訳は国内が3万9,142台（0.1％増）、国外（輸出）が6,329台（2.6％増）。
\国内市場シェアは欧州、アジアメーカーとの市場競争激化で、前年の38％から33％に低下した。部門別の売上比率はトラック72％、スペアパーツ12％、特殊車両（バス・トレーラー・コンクリートミキサー）7％、その他事業が9％となっている。
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