仏電力大手EDFのハンガリー子会社EDFデーマースは、従業員の約14％に当たる220人を削減する。規制当局による電力料金引き下げと、エネルギー供給会社への課税強化を受けて業績が急速に悪化しているためで、希望退職の形で整理する。地元紙『デルマジャルオルサーグ』が22日付で報じた。
\ハンガリーでは今年から家庭向け電力・ガス・暖房料金が10％引き下げられた。また、エネルギー供給会社（電力、天然ガス、石油卸売など）を対象とした公共インフラ整備税（通称「ロビンフッド税」）の税率が従来の約4倍（利益の8％から31％に）へと大きく引き上げられた。これらの措置によってエネルギー供給企業の財務は大きく悪化している。
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