スウェーデンの金属加工メーカーであるフィンヴェデン・ブルテンは5月29日、ダイカスト部品の生産事業を再編すると発表した。事業再編により組織構造をスリム化し、競争力を高める狙いで、スウェーデン工場の生産をアルミニウムダイカスト部品に絞るとともに、マグネシウムダイカスト部品をポーランド工場に集約する。
\今回のダイカスト事業再編についてフィンヴェデンは、自動車業界では軽量部品への関心が高まっており、マグネシウム部品は引き続き大きな需要が見込めると判断。より労働コストの安いポーランドで生産することで収益性を改善したい考えだ。
\再編は年内に完了する見通しで、今回の措置により従業員約50人が影響を受ける。スウェーデン工場は売却する方針。同社は2014年から2,000万スウェーデンクローネの利益改善を見込んでいる。
\(1SEK=15.24JPY)
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