ロシアのリン酸肥料最大手フォスアグロが5月28日発表した2013年第1四半期(1-3月)決算は、純利益が前年同期比59%減の32億9,100万ルーブルとなった。肥料価格の下落が響いた。
\第1四半期の売上高は前年同期比12%増の289億ルーブルに増加した一方、営業利益は25%減の57億ルーブル、利払い・税・償却前利益(EBITDA)は17%減の75億5,400万ルーブルにそれぞれ減少した。EBITAマージンも前年同期の35%から26%に低下した。
\売上高を製品別で見ると、主力のリン酸系肥料が前年同期比9%増の251億8,200万ルーブル、窒素系肥料が37%増の36億5,800万ルーブルだった。
\ボルコフ最高経営責任者(CEO)は、「第1四半期はリン酸ジアンモニウム(DAP)、リン酸モノアンモニウム(MAP)、窒素リン酸カリ(NPK)といった主要製品の価格が軟化したにもかかわらず、ほぼ100%の稼働率を維持することができた」と語り、年後半に向け肥料の需要は拡大するとの見通しを示した。
\(1RUB=3.13JPY)
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