2013/6/5

ロシア

INPEX、ロスネフチとオホーツク沖油田開発で基本合意

この記事の要約

国際石油開発帝石(INPEX)とロシアの国営石油会社ロスネフチは5月29日、オホーツク海北部大陸棚での海底油田開発で基本合意したと発表した。両社は最終合意後に合弁会社を設立し、探鉱作業に着手する計画だ。出資比率はIMPE […]

国際石油開発帝石(INPEX)とロシアの国営石油会社ロスネフチは5月29日、オホーツク海北部大陸棚での海底油田開発で基本合意したと発表した。両社は最終合意後に合弁会社を設立し、探鉱作業に着手する計画だ。出資比率はIMPEXが33.33%の予定。

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共同開発の対象となるのはマガダン沖の2および3鉱区で、総鉱区面積は約2万8,000平方キロメートル、推定埋蔵量は石油換算で約34億バレルとされる有望な鉱区で、探鉱に成功すれば2020年代中ごろにも生産開始となるとみられる。

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アップストリーム事業の中長期的拡大を目指し新鉱区開発に注力するINPEXにとって、ロスネフチとの開発提携は豊潤なロシアの石油を安定調達するための重要案件だ。同社の筆頭株主である日本政府も、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)を通じて同開発プロジェクトを支援する意向を明らかにしている。

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