チェコ統計局が4日発表した2013年1-3月期の国内総生産(GDP)改定値(季節調整済み)は前年同期比2.2%減となり、速報値から0.3ポイントの下方修正となった。長引く欧州の景気低迷の影響による輸出の不振が響き、6四半期連続でマイナス成長を記録。1996年の統計開始以来、最長のリセッションとなった。
\項目別に見ると、民間最終消費支出が0.5%減少した一方、政府最終消費支出が1.1%増加。固定資本形成が3.9%減少した。輸出と輸入はそれぞれ2.1%減少した。
\チェコ大手銀行CSOBのアナリスト、デュフェク氏は、第1四半期の数値は非常にネガティブな内容だとしながらも、悲劇的とまでは言えないと指摘、「チェコ経済は安定化に近づいており、年末ごろには回復に向けた最初の兆しが見られるだろう」と述べた。
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