2013/6/26

総合・マクロ

食品価格は西高東低=EU物価統計

この記事の要約

EUの統計局であるユーロスタットが21日発表した2012年の物価統計で、域内の食品・ノンアルコール飲料の価格差が国によって最大で2倍にも上ることが明らかになった。北欧を中心とした旧加盟国で概して高く、中東欧で低い傾向にあ […]

EUの統計局であるユーロスタットが21日発表した2012年の物価統計で、域内の食品・ノンアルコール飲料の価格差が国によって最大で2倍にも上ることが明らかになった。北欧を中心とした旧加盟国で概して高く、中東欧で低い傾向にある。

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加盟27カ国の平均を100とした指数値をみると、最も高いのがデンマーク(143)。スウェーデン(124)、オーストリア(120)、フィンランド(119)、アイルランド(118)、ルクセンブルグ(116)がこれに続いた。

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一方、最も安かったのはポーランド(61)で、以下、ルーマニア(67)、ブルガリア(68)、リトアニア(77)の順となった。中東欧で最も高いのはスロベニア(97)だった。

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パン・シリアル(穀物)、食肉、乳製品・卵の価格でも、それぞれ最も安かったのはブルガリア(57)、ポーランド(55)、ポーランド(63)だった。

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アルコール飲料はフィンランド(175)で最も高く、最低のブルガリア(67)の2.5倍となった。ただ、西欧でもドイツ(82)のように比較的安い国もある。ブルガリアを除く中東欧9カ国はドイツよりも高いという結果が出た。

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たばこは価格差が最大で4倍にも上った。最も安かったのはハンガリー(52)で、リトアニア(55)、ブルガリア(57)、ポーランド(58)と続いた。最も高かったのはアイルランド(199)。英国(194)、スウェーデン(132)、フランス(129)も高い水準だった。

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今回の物価統計はEU加盟国やクロアチア、トルコ、スイスなど合わせて37カ国で実施された。合計約500品目で調査が行われた。

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