ポーランドのワルシャワでこのほど、中国のバッテリー・自動車メーカーである比亜迪汽車（BYD）の電動バス「eバス」の実証走行試験が実施された。市営交通局MZAワルシャワが6月18日までの2週間、同市のメインストリートを通る222号線で運行した。
\電動バスは排ガスが出ず、振動も少ないほか、運営コストを低減できる利点がある。走行距離100キロメートルに必要なディーゼル燃料は40リットル以上で、少なくとも200ズロチの燃料費がかかる。これに対し、BYDの電動バスでは同距離の電気料金が50ズロチにとどまるという。1日当たり250キロメートルを走行すると少なくとも395ズロチの節約となり、1カ月（運行日数27日）では1万655ズロチ、1年では12万7,980ズロチ以上を節約できる計算となる。
\BYDのeバスは、ワルシャワでの2週間の実証試験を終えたあと、ワルシャワ～クラクフ間の約310キロメートルを走行する実証試験も実施した。夜23時にワルシャワを出発し、クラクフに早朝4時45分に無事到着したという。蓄電池の消費量はフル充電時の69％にとどまり、高いパフォーマンスが証明されたと報告している。（1PNL＝29.63JPY）
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