スロバキア政府が18日、総額298億円(2億3,400万ユーロ)のサムライ債(円建て外債)を発行した。2011年の債務危機を教訓に資金調達基盤を広げるため、初の円建てでの起債に踏み切った。
\債務・流動性管理庁(ARDAL)によると、3年債で258億円、5年債で42億円を調達した。いずれも利付き債で、利率は3年債が0.72%、5年債が0.99%。スプレッドは3年債でスワップレートプラス35ベーシスポイント(bp)、5年債でプラス45bpとなった。
\すべてを銀行、生命保険会社、資産運用企業などの日本の機関投資家が引き受けたという。
\中欧諸国でサムライ債を発行したのはスロバキアが9カ国目。サムライ債の初回発行規模では中欧で2番目となった。また、同国のTASR通信によれば、利率は初めて発行した国としては最も低い水準となったという。
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