2013/6/26

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ブルガリアのFDI流入額、1-4月期は半分以下に激減

この記事の要約

ブルガリア中央銀行が17日発表した2013年1-4月の同国への外国直接投資(FDI)流入額(速報値)は4億8,500万ユーロで、前年同期の10億6,900万ユーロを大幅に下回った。\ 大幅減少の主因は、その他資本(親会社 […]

ブルガリア中央銀行が17日発表した2013年1-4月の同国への外国直接投資(FDI)流入額(速報値)は4億8,500万ユーロで、前年同期の10億6,900万ユーロを大幅に下回った。

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大幅減少の主因は、その他資本(親会社からの借入金、輸出業者からの信用供与、債券)が7億5,280万ユーロから8,430万ユーロに激減したこと。再投資収益も11%減の3,040万ユーロに落ち込んだ。株式資本は2億9,380万ユーロで4%増加したものの、その他資本の落ち込みを相殺するには至らなかった。国別流入額ではオランダ2億4,390万ユーロ、チェコ6,220万ユーロ、ロシア3,700万ユーロが上位を占めた。ドイツは3,340万ユーロの資金流出となった。ルクセンブルクは資金の動きが最も活発で、株式資本が1億4,790万ユーロ、その他資本が1億4,510万ユーロの資金流出となった。

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■ルーマニアも35%減

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隣国ルーマニアでも1-4月のFDIは低調だった。同中央銀行が発表したFDI流入額は3億2,200万ユーロで、前年同期に比べ35%減少した。株式資本は1億3,100万ユーロ、グループ会社からの借入金は1億9,100万ユーロだった。

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2012年のFDI流入額は1前年の18億ユーロから16億ユーロに減少し、4年連続で前年を下回っている。欧州の経済成長に大きくブレーキがかかる中、今年の出足も鈍い。

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