ロシア国営石油大手ロスネフチのイーゴリ・セーチン社長は21日の記者会見で、中国に今後25年間で計3億6,500万トン(2,700億米ドル相当)の原油を追加供給することで合意したと発表した。7月1日から履行する。中国への原油輸出についてはプーチン大統領が20日、「600億ドル以上」の契約締結の見通しを明らかにしていたが、実際の規模はこれをはるかに上回るものとなった。
\ロスネフチは2009年、2011~30年までの20年間に年1,500万トン、計3億トンの原油を中国に供給することで契約を締結。現在は同契約に基づいて供給を行っているが、今年3月、中国向けの原油供給量を13年に8万トン、14年に200万トン、15年末までに年1,500万トン上乗せことで合意していた。今回の契約はこの合意にほぼ沿った内容という。
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