三菱重工業は25日、双日およびトルコ建設大手ルネッサンスヘビーインダストリ(RHI)と共同で、ロシア肥料大手フォスアグロの子会社フォスアグロ・チェレボヴェツからアンモニアプラント・プロジェクトの設計・調達・建設(EPC)業務を受注したと発表した。新プラントの日産能力は2,200トンと同国最大。投資規模は7億8,500万米ドルとなる見込みだ。
\プラントはモスクワの北方約400キロメートルに位置するチェレポヴェツ市に建設する。天然ガスを原材料にアンモニアを生産する。2017年上半期に稼動する予定で、フォスアグロのアンモニア生産能力は7割拡大する。
\フォスアグロはリン酸メーカーとして欧州最大、世界2位の規模を誇る。アンモニア増産計画に伴い、老朽設備の更新を進めており、今回のプロジェクトもこの方針に沿うものだ。
\三菱重工と双日は今回の大型受注を機に、設備更新需要の大きいロシアや、他の地域の合成ガス・石油化学分野でのさらなる受注を目指す。
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