ブルガリア独禁当局のCPC(競争保護委員会)は6月21日、首都ソフィア北部の環状道路の建設工事をめぐる入札で、イタリアの建設会社2社の企業連合を落札企業とした入札結果を無効とする決定を下した。同企業連合が落札の必要な技術的要件を満たしていなかったため。APIはCPCの決定を受け、入札結果の見直しを行う方針だ。
\道路建設局(API)は3月、ソフィアの環状道路の一部区間16.5キロメートルの建設工事の入札を実施し。伊建設大手サリーニとインプレジロの企業連合が落札者となった。しかし、入札に参加したブルガリアの建設会社5社による企業連合HPVS-SSTが、入札結果に異議を申し立て、CPCが調査を行なっていた。入札には墺建設大手ポール・バウとブルガリアの企業連合Severも参加していた。応札価格はHPVS-SSTが1億5,000万レフで最も低く、サリーナとインプレジロが1億8,900万レフ、ポール・バウが1億7,750万レフ、Severが2億2,960万レフだった。
\(1BGN=66.69JPY)
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