ロシアの化学肥料大手ユーロケムは米国ルイジアナ州にアンモニア・尿素工場を設置する。これを原料に肥料を生産し、米国などの市場に供給する。投資規模は約15億米ドル。工期は4年となる見通しだ。来年中に具体的な建設地などの詳細を決定する。ユーロケムが10日発表した。
\ユーロケムのストレジネフ最高経営責任者(CEO)は今回のプロジェクトについて、「米国は弊社売上高の4分の1を占める。今後もその比率は高まる見込みで、顧客の近くに生産拠点を設けるのは必然的な判断だ」とコメントしている。
\ルイジアナ州は招致に当たって免税などの優遇措置を適用する。ルイジアナ経済開発局(LED)では、ユーロケム工場に200人が就職し、関連産業でも1,300人超の間接雇用が生まれると見込む。また、建設工事による需要で2,000人が職を得ると推定している。
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