チェコの石油精製大手ウニペトロルが22日発表した2013年4-6月期決算の営業損益(EBITDAベース)は100万コルナの赤字で、前年同期の黒字(1億7,100万コルナ)から悪化した。石油精製部門で大幅な赤字を計上したことが足を引っ張った。売上高は8.7%減の247億1,000万コルナ。ただ、最終赤字は1億4,800万コルナから4億2,900万コルナに改善した。
\部門別にみると、石油精製部門は営業赤字が1億4,500万コルナから5億2,800万コルナに拡大。売上マージンの低下やクラルピー精製所での一時生産停止が響いた。精製量は11%、販売量は6%それぞれ減少した。
\一方、石油化学製品部門はポリマーの販売量が27%増となるなど好調に推移。営業利益は93%増の4億700万コルナと飛躍的な伸びとなった。小売部門の営業利益も13%増の1億3,400万コルナに拡大した。
\同時に発表された上半期(1-6月期)の売上高は前年同期比5.7%減の494億8,600万コルナ、営業利益は同38%減の5億3,900万コルナだった。最終赤字額は9億6,200万コルナから5億7,600万コルナに改善した。
\(1CZK=5.04JPY)
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